ポキートスパニッシュ
第33回 Descuento, por favor「まけてください」 7月27日O.A.
復習
今週は Descuento, por favor「まけてください」というフレーズを勉強しました。フリーマーケットやティファナのお土産屋で使ってください。しかし、百貨店では使用禁止です。ラテンの国々で日本人は「金持ち」と勘違いされています。日本からツアーで来る観光客は何でも「安い、安い」とお金を落として行くので、私のような貧乏旅行者は迷惑しています。そこで、今週勉強したフレーズが役立ちます。
先週勉強した、
Perdone, ¿cuánto cuesta? (すみません、いくらですか)
と聞きます。値段を教えてもらい、高いと思ったら(思わなくても)
Es un poco caro, ¿no? (ちょっとおじさん、高くない?)
と言います。少し間をおき、ニコッとしながら
Decuento, por favor.
と言ってみましょう。相手が気持ちよくまけてくれるように、空気を読みながら交渉する事が大事です。
三つの単語
por favor = お願いします
barato = 安い
caro = (値段が)高い
スペイン語豆知識
カリフォルニアで暮らしていると、スペイン語の地名やストリートに遭遇しても驚きません。あまり気にかける事なく、ごく自然に読んだり使ったりしています。例えば、道順を教えるとき「ピコを真っすぐ行って、セプルベダで左に曲がって、サンタモニカで右に曲がる」という具合に、必ずと言ってよいほどスペイン語が現れます。地名でもハモサビーチ、レドンドビーチ、パロスバーデスなど、至る所でスペイン語を見かけます。スペイン語が分かると地名と地形がマッチしていて「なるほど」と思う事が多々あります。更に地名の由来を調べてみると、カリフォルニア史、アメリカ史、時には世界史にたどり着く事があり、見慣れた土地が偉大に見えたり、自分が歴史の中に生きている実感を覚えます。
今週と来週は「California」という地名の由来を解いていきたいと思います。
16世紀のスペイン人作家モンタルボのの冒険小説「エスパラディアンの冒険」に現れる「カリフォルニア」は「カリフィアの島」という意味です。「カリフィア」とは誰の事でしょう。それは、この小説でてくるカリファ姫です。
この小説は新大陸発見後、冒険心と野心に燃えていた若いスペイン人男性の心を焚き付けるものでした。この小説によると、「カリフォルニア」は今のカリブ海に浮かぶ島で、勇敢な「黒い」女性達が住んでおり、彼女らが持つ武器は金でできていて、島の至る所に財宝が眠っている、と書いてあります。ヨーロッパ人は新大陸に三つの「G」を求めて海を渡りました。三つの「G 」とは、Gold (金)、Glory(栄光)、 Girls(女)。そんな要素が全部そろっていたこの小説は、一旗揚げてやろうと思っていたスペインの野心家達の心に火を付けたのでしょう。
一方アメリカ大陸では、エルナン•コルテスがアステカ文明を滅ぼし、大陸制覇を夢見ている頃でした。財宝が眠っている「カリフィアの島」があるかもしれないと噂が流れ、彼は 部下をアカプルコ湾から北上させました。バハ•カリフォニアのある半島を島と勘違いし、小説にでてくる幻の島、「カリフォルニア」と命名したようです。しかし、財宝も勇敢な女性も見つからず帰ってきました。残ったのは「カリフォルニア」という地名だけでした。
来週につづく


