ポキートスパニッシュ
第47回 ¿Cómo se llega? 「どうやって行ったらよいですか」 11月9日O.A.
今週は¿Cómo se llega? 「どうやって行ったらよいですか」というフレーズを勉強しました。その後にhasta +地名をつけると、「どこどこまでどうやって行ったらよいですか?」という質問になります。今週使ったフレーズは
¿Cómo se llega hasta El Segundo? (コモ セ イェガ アスタ エル セグンド)
エルセグンドまでどう行ったらいいですか。
でした。
注:スペイン語で「ll」のように、エルが二つ並ぶと英語の「y」の発音になります。例えば、サンディエゴ近郊にLa Jollaという街があります。これは「ラ ホーヤ」と読みます。
スペイン語豆知識
『ドル』
昔、私がドイツで大きな土地と権力を持っていたとします。その土地は街を作るくらいの広さだとしましょう。多分、私はお城を築き、その周りに城下町を作り、その街をケンジの街と名付けたいと思います。ドイツ語でKenjiburgという地名になります。-burg や-bergの語源は「城」ですが、村、街、と言う意味に進化していきました。ドイツの地図を広げてみると、Brandenburg, Straussburg, Hamburgのように沢山の-burgを目にします。ちなみにKenjiburgの住民はKenjiburger(ケンジバーガー)と呼ばれました。
他にも-thalが地名の語尾にくっ付いているのを見かけます。この語源は「盆地」にあると言います。英語でvalleyと言いますが、フランス語のvalや、スペイン語のvalleともよく似ています。人間の先祖の骨が発掘されたという、かの有名なドイツの街の名も「ネアンダルタール=Neanderthal」でした。訳せば、ネアンダールバレーです。ドイツには沢山の盆地があり、人や聖人に捧げられたバレーの地名があります。そしてその盆地の住民はNeanderthaler (ネアンダルターラー)と呼ばれています。
現在はチェコ共和国に属していますが、ドイツとの国境近辺のボヘミア地方にJoachimsthal(ヨアヒムタール)という盆地があります。これは聖ヨアヒムに捧げた地名です。(余談ですが、ヨアヒムはスペイン語でホアキンになり、偶然にも農業が盛んなカリフォルニア中部にSan Joaquin Valley(サン•ワキン•バレー)があります)ボヘミア地方のヨアキムタールは16世紀頃から銀の鉱山があり、ヨーロッパで使われていた銀貨はこの鉱山からの物が多かったようです。そしてこの銀貨は通称ヨアキムターラーと呼ばれ、後に通貨はターラーと変わっていきました。
スペイン人が中南米を植民地化し、貿易が盛んになった17世紀もこのターラーが使用され、発音も少し変化し、ターラーからドーラーへ。そしてドーラーからドラーになったと言われています。当時はドラー•エスパニョール(スペインドル)だけでしたが、後にアメリカドル、カナダドル、オーストラリアドル、香港ドル、台湾ドルまで出現しました。
重ねて余談です。今となって、ハンバーガー、チーズバーガーという食べ物の名前は一般に使われていますが、言葉の歴史からみたら面白い話しだと思いませんか。もちろん、ハンバーガーはハンバーグという北ドイツの港町の地名からきています。この地方の人は豚の肉をパンに挟んで食べるのが有名で、この地方の人がアメリカに移民し、現在のハンバーガーの原型を広めたと言われています。ハンバーガーはローマ字でhamburgerと綴り、偶然にも地名のHamburgの「Ham」と食べ物の「ハム」のスペルが一致したため、「burger」が独り歩きし始めたのです。チーズバーガーにダブルバーガー、あげくの果て、日本ではライスバーガー、照り焼きバーガー、つくねバーガーまで作られています。ハンバーガー(ハンブルグの人)につくねバーガーを食べさせたらどんな感想を言うか、興味津々です。
次回はドルサイン$の由来。お楽しみに。


