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日本人で初めてNHLの舞台に立った男 福藤豊

Clippers

1-17 vs WORRIERS
トレードで4人の主力選手を欠いたWORRIERS。一方、Tim Thomas、Shaun Livingstonの2人を怪我でかいたClippers。試合は前半から、Clippersが優位に進めた。TOT、セカンドショットがよかったと、試合コーチが話ていたように、ディフェンスが機能。またこの日はNBA2年間のROSSが活躍。キャリアハイの24ポイントをあげた。第4クォーターでは5点差まで追い上げられたが、最後まで粘ったClippersが勝利した。

福藤豊 インタビュー

日本人初のNHLプレーヤーが、Los Angeles KINGSにいる。そのインタビューの模様を映像でどうぞ!

アメリカでプロの選手に脱帽する訳

「お久しぶりです」と声をかけてくれたのは、Los Angeles KINGSのゴールキーパー、福藤豊選手だ。1年半前、KINGSと契約をし、トレーニングに励んでいた彼にインタビューをしたことを覚えていてくれたのだ。その当時は、インタビューをした翌日に、マイナー行き(AHL)が決まり、放送できなかった。以来、いつNHLに上がってくるか楽しみにしていたが、そのときがついにきたのだ。アメリカの4大スポーツ界(MLB/NBA/NHL/NFL)にパイオニアとしてきた日本人選手には、MLBの野茂秀雄選手、NBAの田臥勇太選手がいる。福藤選手は3人目ということになる。
1年半ぶりの再会だったが、ミィはとてもおどろいた。福藤選手の顔つきがまったく違っていたのだ。顔を見た瞬間は、「あれ?この人だったっけ?」と、とまどったほどだった。KINGSに入ったばかりの時は、どこかあどけなくって、「やさしい目」が印象的な美少年(ごめんなさい、福藤さん)だったけど、今回、キリっと引き締まった顔つきになっていた。そこには「ハングリー精神」がにじみでていた。目の奥からは、輝きというよりも「厳しさ」を放っていた。それほどマイナーから上に上がるのに、肉体的な練習もだけど、精神的にもタフな世界だったのが、一目で想像できた。

MLBでもメジャーとマイナーの世界には、天と地の差があると、以前、斉藤隆投手が話していたのを思い出した。去年のDodgersのキャンプで、最初に斉藤投手に会ったとき、ちょうどメジャーキャンプからマイナーキャンプに落ちた直後だった。髭が伸びていた斉藤投手に、「無精髭ですか!がんばっていらっしゃるんですね」と聞いたとき、「違うよ。マイナーキャンプになったとたん、髭剃りとかさ、いっさいがっさい備えつけのものがなくなったんだよ。買いにいかなきゃいけないんだけど・・・」と。まさに、有名ホテルの個室から安いホテルの大部屋に移るようなものかもしれない。そこから、また上を目指すのは、並たいていの精神力ではないと思う。

福藤選手は、話をしてみると、以前と同様、とてもきさくなだったので少しホッとした。試合や練習がないときは、好きなShoppingを楽しんでいる事や、今、Los Angelesの町を散策中だと話してくれた。
「挑戦する」と言葉でいうのはたやすいことだけど、それを実行し続けるのは、本当に大変なことなのだと福藤選手の顔を見て、しみじみと考えてしまった。だって、福藤選手も、日本では高校から代表選手になったり、コクドでプレーをしていた一流選手だからね。

人間って、一回甘い思いをすると、自らゼロにするって難しいと思う。日本の最高峰でやってきた選手たちが、一度アメリカの地に足を踏み入れたとき、文字とおり、ゼロからのスタートとなる。それは、テレビで放送されたり、新聞雑誌の文字の上では、「挑戦」っていう一言で終わっているけど、そんなきれいな世界ではないと、いつも思う。それでも、そんな大変さを見せず、メディアを通して夢を与えてくれる選手たちに、頭が下がる思いがする。
そして、こんなすばらしいプロの道を行く選手と出会えるミィは幸せだと思った一日でした。